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高速道路で見かける違反車両!事故の原因となる危険な運転とは?

高速道路 違反

私は仕事がら毎日運転しています。

当然、安全運転を心がけているんですが他人の運転も気になる事が多いんですよね。

とくに高速道路で

それって違反ですよ!

って言いたくなるドライバーも存在します。

高速道路上での違反は渋滞や事故の原因になる可能性が高いので絶対に止めて欲しい問題!

そこで今回は【高速道路での違反】について解説していきたいと思います。

あなたの交通違反をしていませんか?

目次

追い越し車線を走行

高速道路は基本的に2車線以上の道路でつくられていますが、信号のない道路ですので1車線でも問題はないはず。

では、なぜ2車線あるのかというと

1車線は前車を追い越すためにある

道路交通法第20条を簡単に説明すると【左車線が走行車線、右側車線が追い越し車線】という決まりがあるのを知っていますか?

3車線ある場合は

  • 左:第1走行車線
  • 中:第2走行車線
  • 右:追い越し車線

つまり、1番右は追い越し以外には走行してはいけない車線という事なんです。


日本の高速道路の最高速度は100km前後(110~80)に制限されています。

多くの方は、制限速度以内で走行しているんですが中にはゆっくり運転している方もいますよね?

荷物を積んだ大型トラックなんかもスピードが出ませんし、ゆるやかな上り坂なんかは無意識に速度が落ちてしまうものなので、最高速度以下になってしまう事もあります。

そんな時に追い越し車線を利用し前車を追い越します。

そして追い越しが終われば

必ず走行車線に戻る

中には追い越し車線を走り続ける車も存在するんですよね。

追い越し車線を走り続けるとどうなるか?

追い越し車線というのは

溜まった車を逃がすという役割を持っています

法定速度以下の車が追い越し車線を走ってしまうと、交通の流れが悪くなってしまい事故もしていないのに渋滞する自然渋滞の原因となるんです。


さらに最近、問題となっている

あおり運転

私の考えでは、原因の多くは【走行の邪魔をしている】事から始まっているケースが多いかと思っているんですよね。

知らない人からすると、交通違反をしている自覚がないため

なぜあおられているの?

と分からず、そのまま追い越し車線を走行し続ける可能性があります。

そのため相手の行動がエスカレートしてしまう原因になりかねません!

不要な渋滞やトラブルを避けるためにも車を運転する時は、左の走行車線を走る

キープレフトを守りましょう

速度が遅すぎる

車を運転する以上、法定速度以下で走ることは当然の事で例え1キロでも超えれば速度超過となり違反です。

これは運転免許を持っている方は誰でも知っていると思いますが、実は最低速度の決まりがあることは知っていますか?

道路交通法第75条を簡単に説明すると

道路交通法 第75条

高速本線で対面通行(中央分離帯が無い)でない高速区間は50km以下では走ってはいけない

つまり遅すぎる走行も違反になるんです!

さすがに昼間の高速道路では見たことはないんですが、深夜の高速道路でたまに高齢者の方が運転する遅い車を見かけることがあります。

運転している本人は安全と思ってるかもしれませんが、後続車にとっては危険な存在となるんですよね。

高速道路で速度が遅すぎるとどうなるか

例えば制限速度が100kmとします。

自分が90kmで走っているのに、前方車両は50kmで走っていたらその速度差は40kmとなります。

これは一般道なら

停車車両ほどの速度差

私の実体験では夜の高速道路を長時間運転していると、どうしても集中力が途切れるそうになる時があるんですよね。

そんな時、前方に遅い車が走行しているとあっという間に距離が縮まり

気が付くと相手車両が目の前に!!

これは本当に一瞬なんですよ。

直前で反応できれば回避できますが、反応が遅れてしまうと

追突事故を発生させてしまいます

高速道路の路肩は何のためにあるのか

走行車線のさらに左に存在するスペースが路肩です。

この場所は

故障や事故など非常事態の待避や道路の構造物の保護が目的の場所

たまに見かけるのが目的の出口の手前で渋滞が発生していた時、待ちきれなくて路肩を走って出口に向かう車がいます。

しかも1台が行くと、他の車もつられて…。

みたいな現象がおこりますが、これはやってはいけない行為で

通行帯違反となります!

これはバイクでも同じ事であり、高速道路上の路肩はすべての車両が走行してはいけないんです。

高速道路の路肩に停車すると

運転中の携帯電話の操作は違反ですが、それでもかかってきてしまう事はあります。

そんな時に路肩に止まって電話をしている方がいるんですよね…。

本人は

運転中ではなく止まっているから違反じゃない

と思っているんでしょうけど、高速道路の本線上はすべて駐停車禁止で

駐車帯違反となります

中には本線にはみ出して止まっている奴なんかもいますし、追突事故の原因となる危険な行為なんで止めてください!

運転中に電話がかかってきた場合はその場で停車せず、近くのサービスエリアまで移動してから電話をかけ直すようにしましょう。

高速道路で逆走

初めて向かう目的地の時や、同乗者と話が盛り上がってしまったりして

出口を行き過ぎてしまった!

こんな場合、本線道路をバックして戻ろうとする方を見かけます。

道路交通法75条では

高速道路上では横断・転回・後退を禁止

この行為は考えなくても危険と分かりそうなものですが、実際にバックしてるヤツがいるんですよね。

本線の標識に「出口まで何キロ」みたいな表示は何度も出てきます。

このため、意識しておけば間違えることはないと思うので出発前にはルートの再確認を徹底してください。

出口を行き過ぎてしまったら

危険と分かっていても高速道路上をバックする理由は

次の出口で降りて、もう一度乗り直すと料金がかかる

と思っている方が多いのではないでしょうか?

だとすると対処方法があります。

次の出口へ向かい、降りる時にETCが装着されていても一般レーンに向かってください。

一般レーンは、現金の受け渡しが必要なため係員の方が必ずいますので

出口を行き過ぎた

という事を伝えましょう。

すると通行券に【特別転回の承認印を押してもらえます。

そのまま逆方向に乗り直し、目的の出口に付いたら今度も一般レーンへ向かいます。

そして係員に事情を話し通行券を渡せば、正規の料金しか請求されませんので安心してください。

もし出口を行き過ぎてしまっても

慌てずに次の出口を目指しましょう

※ただし、地方の高速道路では出来ない場所もあります。

高速道路での落下物

高速道路の本線上で見かける落下物。

よく見るのが

  • 角材・ベニヤ板・靴・ヘルメット・脚立などの建築関連
  • ペットボトル・新聞紙・ビニールなどのゴミ関連

その原因はトラックの形状で、【平ボディー】といわれる荷台がオープンになったトラックに積んでいることが多いんです。

高速道路を走行している時に、窓を開けるとスゴイ風圧を感じますよね?

このためトラックの荷台にも、巻き込むように風が当たり積み荷が吹き飛ばされてしまうんです。

角材などの固形物はタイヤがパンクしたりボディに傷が付いたり、また過去には落ちていたタイヤに乗り上げて命を失う事故も起ったりと危険性は分かってもらえると思います。


意外と厄介なのがゴミ関連

新聞紙やビニールは車体に張り付いてしまう危険があるんです!

どんな危険かというと

  • フロントガラスにつく:視界が遮られる
  • フロントグリルにつく:ラジエーターの冷却機能が低下(結果オーバーヒート)
  • タイヤのシャフトにつく:巻きついてしまい駆動系のトラブル、摩擦熱により最悪発火も

いずれの場合も大事故につながる可能性があるんです。

もしも荷物を落としたら

荷物の落下に気付いたとしても、高速道路上では停車もバックも禁止ですのでご自身での回収は不可能です。

その場合、道路緊急ダイヤルである

#9910に連絡する事

一人の場合は本線道路に設置されている【非常電話】や、パーキングエリアなどの安全に停車できる場所から連絡してください。

積み荷を落下してしまった後も、後続車は途絶えることなく走ってきますので時間との闘いです。

もし、あなたの落下物で後続車が事故を起こし、相手がケガや最悪死亡してしまったら

自動車運転過失致死罪で逮捕されます

あなたの人生は台無しになってしまう事でしょう。

この記事で言いたいこと

今までこれらの行為をしたことがある方に言いたいのは

事故が起こらなかったのは、周りのドライバーの協力で回避できている

という事なんですよね。

いろんな方が利用する高速道路上で、個人の安全意識だけでは事故は防げないんです。

自分は安全運転している

という意識を持つのは大事なことですが、同じ時間に同じ道を走っているドライバーのことも考えることが一番の安全運転です。

1回で全てが終わる可能性のある高速道路上での事故。

全員が協力し合って無事故を目指していきましょう!

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