私は通勤時、晴れの日はバイクを使うんですが雨が降ると車に変更します。
理由は
濡れるのが嫌だから
単純な理由ですが同じような考えの方は多く、間違いなく雨の日は車の量が増えるんですよね。
しかし雨の日に車を運転する事は、濡れないというメリットがあると同時に
そこで今回は、【雨の日の運転で注意したいポイント】について話したいと思います
- 視界の与える影響
- 雨による路面の状態
- 車が水に浸かったら?
- 歩行者の動きに注意
- 高速道路の危険
雨が視界の与える影響
車を運転する上で最も重要なポイントで、自分の視界はもちろん相手の視界の事も考える必要があります。
自分の視界
- ガラスに撥水コートはしてますか?
- ワイパーのゴムは劣化してませんか?
どんな車にもワイパーが装備されているため、前方の視界は問題ないと思いがちですがフロントガラスというものは目に見えない汚れやキズが多く、きちんと手入れしていなければ雨により磨りガラスのようになってしまう事もあります。
そこへ、前方の車や対向車が跳ね上げた水しぶきが絶え間なくかかってしまうと
撥水コートといっても専門的なものではなく、市販の【ガラコ】でも十分な効果を発揮してくれますので1~2ヵ月に1度、フロントガラスだけでなくサイドガラスとミラーにも塗っておくことをオススメします。
ワイパーゴムは1年に1度が目安ですが、動かした時に線が入るようなら交換しておきましょう。
相手の視界
- ライトは点灯していますか?
激しい雨が降っていた場合、やっかいなのは空から降る雨はもちろん
アナタの車が雨対策も万全で視界バッチリでも相手がそうとは限りませんよね?
巻き上げられたしぶきは、霧状になってしまい相手の視界を遮る原因になってしまいます。
もしも、あなたの車が白系だったら?
ほとんど霧と同化してしまい存在が分かりにくくなってしまう可能性があります。
この時、あなたが無灯火で走っていた場合
ライトのスイッチをオンにすると、前方からはもちろんテールランプも点灯しますので後続車にもアピールになるため、最低でもポジション灯ランプだけでも点灯しておいてください。
濡れた路面はスリップの原因に
車の生命線ともいえるタイヤの溝。
大体の方は車検の時やディーラーでの定期点検、またはカー用品店やガソリンスタンドでの店員さんからのアドバイスによって交換ではないでしょうか?
タイヤの溝の役割は
このため溝が浅くなってしまうと、うまく水が流れず摩擦抵抗を奪ってしまいスリップの原因となるんです。
自分の操作による影響
動いている車には荷重がかかっています。
それが自身の操作で移動していくのですが、各操作でどう影響してしまうのか?
- ハンドル:左右への遠心力が加わり横滑りが発生
- ブレーキ:前方へ荷重がかかるが、路面の抵抗が減っているため止まる距離が延びる
- アクセル:後方へ荷重がかかるが、タイヤがグリップせず空回り
つまり、ハンドルが与えるスリップは横方向でアクセルとブレーキが与えるスリップは縦方向。
これを同時に行った場合、例えば【ハンドルを切りながらのペダル操作】をするとスピンが発生してしまいます。
雨が路面に与える影響
アスファルトというものは水はけが良くつくられているものなんですが、道路上にはマンホールがありますよね?
こういう鉄素材は表面の水が膜となり滑ってしまいます。
しかも、いったん滑り出したタイヤは
そのまま激突ということにもなりかねません!
あと個人的に危険と感じる場所が、大型ショッピングモールの地下駐車場なんかにある路面がツルツルしている所です。
分かりやすく言うと、晴れている日でも「キュルキュル」と音が鳴るような路面。
駐車場でスピードを出す方はほとんどいないと思いますが、雨の日はいつも以上に【徐行運転】を心がけるようにして。
冠水とは?
簡単に言うと
線路などをくぐるようにして作られた道路におこりやすい状況です。
走り慣れた道路なら溜まりやすい部分に標識が設置されていると思うので、大雨の日は違うルートを選んで事前に回避するようにしましょう。
車が水につかるとどうなる?
タイヤのゴム部分がつかる程度の水たまりの場合でも
というのも、スピードに比例して巻き上げる水しぶきの量が多くなってしまい、その巻き上げられた水がブレーキ関連(ディスクとパッドの隙間)に侵入することによって
もし深めの水たまりを通過した場合、前車との距離をとり軽くブレーキを踏んで効き具合を確認してください。
この時、効きが悪いと感じたらそのままブレーキを引きずるようにかけておく事で水分を摩擦で蒸発させることが出来ます。
この確認をしておかないと、前が詰まって止まろうとしてもブレーキが効かず止まり切れない事になりかねません。
危険な水位
車の床面を越えるほどの深さに入ってしまった場合、その車は助からない(助かっても修理代が…。)と思っていて下さい。
エンジンというのは空気とガソリンの混合気を爆発させているものです。
このためボンネット内の吸気部分、あるいはマフラーの排気部分から水が浸入してしまうと爆発を起こせなくなり
さらに最近の車は、電子制御されているものがほとんど。
例えばパワーウインドウやパワーステアリング、ミラーの調整やエンジンの始動までもが電気信号で行われています。
これらも水の影響を受けショートしてしまい機能しなくなる事でしょう。
そして命にかかわるのが
ここまで浸かってしまうと、水圧により中からドアを開けることは不可能となってしまいます。
雨の日の歩行者の動き
濡れたくない!
と思う気持ちは、車に乗ってない人のほうが大きいです。
晴れている時とは違った心理となり思わぬ行動をとる事も想定しておきましょう。
車道への飛び出し
歩行者はもちろんですが自転車のほうが危険です!
歩道の歩行者はみなさん傘をさしているので、自転車が通行できるスペースは晴れの日より狭くなる事が多く
ふだん車を運転される方には分かると思いますが、車道を走る自転車ってすごく危険に感じるん事がありませんか?
それが傘をさしているとなると余計に…。
しかも濡れたくない為に急いでいる方が多く、自分の目の前の状況しか見ていないので『前方に歩行者を確認したら、後ろを確認せずに車道』へと飛び出してくる人もいるんです。
はねた水が歩行者にかかったら
とある、ドラマのワンシーン
大好きな人から突然別れを告げられ、ドシャ降りの雨の中を傘もささずに歩く一人の少女…。
うつむきながら歩く彼女の横を、水たまりを通ったトラックが跳ね上げた水しぶきがバシャ!
涙を誘うシーンですが
道路交通法71条には【泥はね運転違反】というものがあり
ぬかるみや水たまりを通過する時、歩行者に泥や汚水を飛散させてはならない
運転中に水たまりと歩行者の存在は確認できるはずなので、徐行せずに通過するとどうなるかは分かるはずです。
となると迷惑行為と判断されても仕方ありません!
実際、私も水をかけられたことがあるんですが
結構な衝撃がありましたよ…。
高齢者の運転する自転車の場合ですと、転倒しケガの可能性もあり得ますので徐行を心がけてください。
高速道路はスピード注意
一般道よりもスピードが出てブレーキを使う機会も減ってしまう高速道路では、一つの事故が大惨事になる可能性があります。
ハイドロプレーニング現象
教習所で習いますが、いったい何のことかわからない方も多いのでは?
簡単に説明すると
といってもプカプカと浮くわけでは無く、路面とタイヤの間にあるほんの僅かな水の上を滑るようになる現象なんです。
こうなってしまうとハンドル操作はもちろん、アクセルもブレーキも効かなくなってしまい
というよりも、いつ解消するかわからない現象なので何らかの操作をしてしまうとすることは余計にスピンなどの事故へと繋がってしまいます。
スピードを控えて運転する事で、ハイドロプレーニング現象を起こさない事が大事なんです。
まとめ
車があれば、雨が降っていても濡れずに移動ができます。
しかし、濡れないメリット以上に
注意すべきポイントをまとめると
- 視界の確保
- 路面の状態の把握
- 水たまりには侵入注意
- 自転車に気を付けろ
- 高速道路で速度は控える
事故はアナタの人生を狂わせる原因となります。
車を運転する以上
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