車を運転する者として、日頃から安全運転を心がけている事と思います。
しかし、ほんの一瞬の気の緩みや相手の過失によって事故がおこってしまう事はあります。
そんな時に気が動転しパニックに陥り
加害者も被害者もやらなければいけない事は沢山あるんですよね?
そこで今回は【事故を起こしてしまった時の対応】について解説していきたいと思います。
しっかり頭に叩き込んで、事故現場でも冷静に対応できるように準備しておきましょう。
事故の加害者になった時の対応
もしも自分が運転する車で事故を起こしてしまった場合、やらなければいけない行動は3つあります。
これらの行動は義務であり、怠ると道路交通法72条
当然処罰を受ける事となり
- 10年以下の懲役
- 100万円以下の罰金
救護義務
車同士の事故以外でも、歩行者や自転車など人が絡んだ事故の場合は負傷者の有無を確認する事。
けが人がいるようならば119番通報および、救護活動をしなければならない義務があります。
また負傷者の応急手当を行う事も運転者の義務であり、教習所の学科項目で受講されているはずです。
忘れている方は、万が一に備えて今一度応急手当のやり方を復習しておくようにしましょう。
警察への届け出
どんな小さな事故でも警察に届け出る事。
住所がわからない場所では、目印になる建物やカーナビなどの情報を頼りにできるだけ正確に伝えるようにしてください。
相手のいない単独事故でもガードレールや電柱などを破損させている場合があり、そのまま立ち去るのは犯罪となります。
相手がいても勝手に示談交渉をするのは、後々トラブルの元になるので避けるように。
また、保険を請求する場合には【交通事故証明書】が必要で、ないと保険の請求ができません。
単独事故で自分の車を車両保険で治すつもりなら必ず必要となりますので、警察への連絡は忘れずにするようにしましょう。
危険防止
事故の現場は混乱し、他の車を巻き込む第二の事故が起こらないように危険防止措置をする事。
特に交通量の多い道路などでは、発煙筒や非常停止版を使い後続車に事故を知らせる様にしましょう。
発煙筒は主に助手席の足元に設置されていますが、使用期限があるため定期的に点検しておく事。
止まっている状態での追突なら『車を移動させる』という方法もありますが、動いている車同士だと後日トラブルの原因になる可能性もありますので警察が来るまで動かさない方が無難です。
事故の被害者になった時の対応
自身が被害者になった場合でも、相手に全てを任せていては十分な補償を受けられない可能性があります。
中には自分の非を認めないドライバーもいるので、まずは気持ちをおちつかせて毅然とした態度でいる事が大前提。
やるべきポイントは4つ。
連絡先の交換
お互いの住所・氏名・電話番号・車のナンバーを交換しておく事。
その際、任意保険に加入しているかも確認しましょう。
中には任意保険に加入していないドライバーもいて、そういう相手は必ずと言っていいほど高圧的な態度できます。
そんな場合は、相手が拒否しても警察への連絡は必ずしておくようにして下さい。
自賠責保険だけでは支払いに限度があるため、十分な補償を得るためには裁判が必要になるからです。
保険会社に連絡
車同士の事故なら自分の加入する保険会社に連絡する事。
事故の過失割合の示談や、相手が無保険なら自分の保険を使わなければならない可能性があります。
この時に事故の状況や相手の情報などが必要ですので、冷静に状況を把握して伝える事が大事です。
もしも、事故の相手がタチの悪そうな人で怖いと感じるなら
ほとんどの保険会社には、事故対応の専門スタッフが配備されているので不安な時は遠慮せずに助けを求めてください。
連絡先が分からない状況を防ぐために
通院
大したケガでなくても、直後に必ず医師の診察を受ける事。
事故に巻き込まれた場合、パニックになり痛みを感じにくくなっている場合があります。
その場では痛みが無くても、むち打ちなどは長引く可能性もあるので注意が必要。
ただし、あまり大袈裟にすると保険会社から訴えられ裁判沙汰になる事もあるので、本当のケガの程度を申告するようにしましょう。
証拠の保存
示談や裁判で証拠となる様に事故後の証拠を残しておく事。
事故の状況をメモしておいて、写真に残しておくようにしましょう。
目撃者がいれば裁判になった時、承認になってくれるように頼んでみて連絡先を聞いておくのもいいです。
通院した時は診断書の作成を依頼し、医療費の領収書は大切に保管せておくように。
まとめ
車を運転する人は、誰も事故を起こしたくて起こすわけではありません。
しかし起こってしまった以上、的確な対処をすることが大事なんですよね。
そのためには
そして事故の原因を理解し、2度と事故を起こさないように努める事が車を運転する者の責任であると自覚してください。
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